
刃物メーカー 貝印さんの特設サイト「やさしい切りかた辞典」がとても素敵だったのでご紹介です。
フードロス問題への取り組みの一環として作られたサイトで、無駄のない野菜の切り方を動画とともに紹介しているのですが、そのビジュアルとサイトの動きが素敵過ぎて…
色々調べてみました。
宣伝会議、ブレーンの記事によると、電通のチームの自主提案により発足した企画だそう。
『SDGs』の観点から、フードロス問題に向き合った時、「切り方」という切り口に多くの方が気付いていないことがわかり、
刃物メーカーである貝印からメッセージを伝えられないかとプロジェクトを進行し、8ヶ月で完成。
…8ヶ月でこのクオリティでまとめるとは流石の大手、チーム力、¥といった印象ですが、
圧倒的な企業力を見ると、個人では難しいこともチームでなら!というポジティブな考えも生まれてきますね。
話戻ってアートディレクションのポイントはこの2つだそう。
✔︎“切る表現”で世界観を一貫させること
✔︎野菜がテーマではないこと、刃物の会社であるシャープさを意識して、三角形のタイルを並べる表現
うんうん、
伝えたいことと表現方法がぴったりですね。
フードロスというちょっとお固めなテーマですが、
興味が沸かせる、説教臭くならない、見ているだけで楽しいビジュアルというのが本当に素敵だと思いますし、それこそがデザインの醍醐味だと思います。
ビジュアルデザインももちろん素晴らしいでのすが、
問題の発掘、解決の提案、伝え方、見せ方…などなど、クリエイティブを作り出すところにもプロ仕事を感じました。
出典:
やさしい切りかた辞典 https://www.kai-group.com/products/special/hocho/yasashii/
宣伝会議 アドタイ https://www.advertimes.com/20220906/article394937/
ブレーン https://mag.sendenkaigi.com/brain/202211/up-to-works/025038.php


