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ガリガリ君の値上げステッカー広告

  • デザインメモ

伝え方の話。

先日電車で見かけたステッカー広告。

ご存知ガリガリ君+お辞儀している社員の写真+70→80のキャッチコピー。

「あー値上げの広告か」と
何となく気付くものの、
どこにも“値上げ”のワードは入っていません。

漠然とした情報の真意が気になり、
QRを読み込むと、
やはり値上げについて丁寧に説明されている
お知らせページに飛びました。

お知らせ下部には特設サイトの誘導もあり、
特設サイトを見るとステッカー広告と同じ
ユーモアある作りのサイトで
またクスッと笑えるような気持ちになります。

広告制作側の戦略通りを辿れた
この上手な導線は、
商品自体のキャラクターと価格帯だから
できることだと感じます。

ユーモアを必要としていない商品や
高価格帯の商品では、
同じことをしても
違和感や不快感にも繋がったり、
逆効果となってしまう可能性もあるでしょう。

商品の個性や魅力を理解し、
それを広告にも繋げることが
広告を最大限効果的に作るポイントです。

そんなことを感じたステッカー広告でした。

ちなみに…
70→80のキャッチコピーとお辞儀の写真で
値上げの広告とどの程度気づけるものなのか…

私は職業柄すぐ気づいてしまうのですが、
一般的にはどうなのでしょう?
もはや職業病入ってしまってるので
ご意見いただけると嬉しいです。

出典:ガリガリ君値上げ特設サイト / AKAGI HP お知らせページ

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